相手との接点から一番遠い場所、正面打ちの場合には、踏ん張っている後足の膝下から脱力します。これにより受けは、打ち込んでいる目の前の壁が突然無くなるようにバランスを崩します。相手の力に逆らわず、それを吸収して捌くのが目標です。
一瞬だけ体重をかける(初めての交差取り二教)
合気道のすべての技は、力んで身体が固くなるほどかかりません。初心者の方が、それを最初に実感できる技の一つが、交差取り二教です。脱力してほんの一瞬だけ体重をかけると、相手は崩れ落ちます。力むとまったくかかりません。
ただ自然体で下に崩すだけ(後両手取り呼吸投げ)
後から両手をがっちり掴まれた状態で、まずは自分を自然体に戻し、相手とのつながりを大切にしながらただ下に崩す。強く早く投げようとはしない。最初は上手くいかないのは当たり前。試行錯誤するから稽古は面白いのです。
すり足はNG!母指球と踵で身体を浮かせる(動く禅の探求④)
諸手取りで厳しく持たれても、心身をリラックスさせ、身体を浮かせるようにします。軽快に足を動かすためにも、すり足はNG。母指球と踵でフワッと浮けば、相手に囚われずに心も柔軟になり、脱力した状態を保てます。
心身を柔らかく解放する後両手取り呼吸投げ(動く禅の探求③)
身体を固めているのは心です。この動画を観ると良く分かるのは、最初は肩を柔らかくできずに崩れていた姿勢が、徐々に自然体に近づいていき、より技がかかるようになっていく変化です。身体的な条件は同じなのに、心の持ち方で柔らかくなる。これが合気道の魅力でもあります。
自然体で捌く正面打ち呼吸投げ(中心帰納の探求⑮)
相手の打ち込みに合気し、自分は一番楽な自然体で捌く。相手の気持ちとエネルギーをもらい、返してあげるだけ。結果として相手を投げることになりますが、投げるために自分の態勢を崩すような無理は一切しません。
間一髪で入身する剣の間合い(正中線で捌く)
相手の剣をくぐりぬけて背面にぴたりと入身し、その瞬間に相手と気持ちを合わせ一体化する。剣から逃げるのではなく、相手の切り込みに合わせて捌く。心身を脱力させ、自然体で捌けるのか、一番難しい課題です。
初めての片手取り呼吸投げ(ただ足元の50円玉を拾う)
派手に投げようとすればするほど、技はかかりません。片手取り呼吸投げも、ただ足元に落ちている50円玉を拾うように、さりげなく下に崩す。もし1万円札を拾おうと焦って身体に力が入る、つまり欲が出ると上手くいきません。
目的は自分自身が自然体に戻ること(中心帰納の探求⑥)
体の変更については、色々な考え方があると思いますが、相手とは関係なくまずは自分自身が自然体に戻ることを目指して稽古します。相手は居着き、自分は自由になるのが理想です。しかし、相手を崩したり居着かせたるするのはあくまで結果であり、問題は常に自分自身と向き合うことです。
ただ自分の心身の状態を自然体に戻すだけ(中心帰納の探求⑤)
相手ががっちりと難しい位置で諸手をしても、自分自身の身体の中で自然体に戻ることは可能です。自分の心身を柔軟にし、固まっていると思い込んでいる部分を解放して元に戻す。その結果として相手は崩れます。相手に何かをしようとしたら、この心身の状態を作り出すことは不可能です。

