丹田から波をつくる座技呼吸法

合気道のすべての技は、丹田を中心とした呼吸力、それを波のように駆使することを目指します。波を作り出すためには、心身の状態が柔らかいことが不可欠です。肩や肘が硬いと、波はそこで止まり、伝わりません。

呼吸力で瞬時に重力圧を伝える座技呼吸法

40キロ近い物体が瞬時に1㎝上に動くだけで、すさまじい運動エネルギーです。そのエネルギーを相手に伝えれば、相手は無意識に防御本能が働いて立ち上がります。腕力など微々たるものです。肝心なことは、呼吸で身体を開け閉めする力は、誰もが生まれながらに持っていること。それを開花されるのが合気道です。

重力を使い身体のパーツを活かす①(呼吸法)

片腕だけでも4~5キロ、両腕なら10キロ前後はあるだろう身体パーツを何不自由なく上げ下げできる。普通の人が当たり前に行っているこの動作は、考えれみればすごい能力です。しかしそのパワーは、筋力を駆使すればするほど相手には伝わりません。合気道は誰もが持っている潜在能力を開花させる道だと考えると、面白くなってきます。