合気道が「動く禅」と言われる所以は、明鏡止水となる心身の状態を目指すからでしょう。一瞬の静寂が動を産む。動と静は表裏一体。わずか0.1秒でも、世界が止まる瞬間を体感したいものです。
ブルース・リーのように水になれ(2025年稽古納め)
里山合気会の稽古は、各人の問題意識を触発することがメインです。どんな習い事でも同じですが、すべての道は自分自身で切り拓くしかありません。道場はそのための実験場であり、道友は実験仲間。指導者も初心者も、誰もが試行錯誤を繰り返しながら稽古します。来年のテーマは「水になれ」。柔らかく、しなやかに、竹のようなレジリエンスを持つ心身を目指していきましょう。
打ち込みに合気する(静寂の瞬間が技を産む)
合気する瞬間は、時間が止まり、静寂が訪れます。すべての技の泉は、つねに透明で穏やかでなければならない。合気道が「動く禅」と言われる所以です。
天秤投げは呼吸を合わせる
腕の力で投げようとせず、ただ呼吸を合わせて入身する。相手にとっては掴みどころのない手にただ導かれる状態を目指します
初段審査準備の前受身
受けが上手くなることは、そのまま取りの上達に繋がります。硬く受ける人は、硬い技しかできません。そして心も硬い。何のために合気道をするのか、という根本命題に関わる問題です。
入身は合気の基本
相手の攻撃から逃げるのではなく、入身して合わせる。合気道の基本中の基本ですが、これが一番難しい。入身は、相手と一体化するために不可欠ですが、争う気持ちがあるとぶつかり合い、上手くできません。
腕は体幹から発するエネルギーの通り道
知的生物である人類を最も象徴するのが腕と手。二足歩行により腕と手を自由に駆使できることで、人類はここまで発展したのだが、それは進化と荒廃の両側面を持つ。腹=体幹こそが本来のエネルギーの源泉。
自然体で捌きさよならする
相手の攻撃に反撃するのではなく、争わず、自然体で捌き、さよならする。これができれば、技をかけようと思えばいつでもかけられます。
丹田と結ぶ呼吸力
すべてのエネルギーは丹田に収め、丹田から発する。腕や肩などの部位は、そのエネルギーの通り道。触れられた場所から丹田までの経路を一瞬にして繋げる、丹田と結ぶ呼吸力を目指します。
腕の力は一切使わない諸手取り呼吸投げ
腕の各関節をフリーの状態にすれば、体幹の動きがそのまま腕の動きにつながります。相手は力感を掴めないまま居着き、崩される。物理的に考えれば当たり前のことですが、これを自分の心身に適用するのが難しい。永遠の課題です。

