脱力と軸の大切さ③受けと取りは実験仲間

合気道に試合(試し合い)がないのは、技をかける側(取り)と、技を受ける側(受け)の関係が、常にお互いに高め合う実験仲間だからです。そして、実験を通じてお互いの心身の開発を行う。だから合気道は、老若男女を問わず、誰もが死ぬまで精進できる道を開いています。

脱力と軸の大切さ①腕の重みを伝える

「女性のための護身術講座」で体験していただいたものを稽古でも取り入れました。本来誰もが持っている身体的な潜在能力を活かす。片腕は5キロぐらいの重さがあり、体重にいたっては誰もが50キロ前後あります。これを適格に駆使すれば、どんな力持ちでも崩すことができます。

肩取り二教は踏ん張らず浮いて捌く

作用ー反作用の関係を作らず、自分の体重をそのまま相手に伝えれば、どんなに力がある人でも耐えられない。そのためには、決して踏ん張らない、頑張らない。丹田を中心に浮遊した感覚で、リラックスして相手を捌きます。

肩取りから自然体に戻す(中心帰納の探求⑰)

相手との接点が手から肘、肩、そして胸など、正中線に近づいてくるほど、自然体に戻すプロセスは繊細な重心移動となります。そして力ずくで大きく動かせば動かすほど、相手に感知されます。ほんのわずかな崩しが、より根底的な崩しにつながる世界を目指します。