一教から四教まで、すべては相手の肩をロックして中心を捉えるためにあります。そして四教は、肘、手首、指などの関節ではなく、言わば触れたすべての場所から相手の中心を捉える感覚を培うためにあります。その意味を踏まえ、試行錯誤することが問われます。
痛くない関節技で触れた場所から崩す(二教から四教まで)
約束稽古の予定調和に甘んじ、関節技で相手を痛めつけて満足しても、何の進歩もありません。触れた場所から、肘、肩までロックさせて相手の中心を自分の中に引き込む感覚を研ぎ澄ますのが、関節技を学ぶ意味です。
交差取り三教、四教
三教も四教も、相手との接点が異なるだけで、そこから相手の中心と繋がっていくことは同じです。稽古を続けると、相手の指先を捌くだけで手首、肘、肩、さらに肩甲骨まで一気につなげることが可能になります。
座技正面打ち四教
座技が立技よりも難しいのは当たり前ですが、だからこそ力ではなく、体捌きと膝行の正確さが求められます。常に自分の中心で相手を捌いているのか、最大の武器である自分の体重を相手にしっかりと伝えているのかなどをチェックします。
座技正面打ち四教
正面打ち四教は、ピンポイントで相手を崩すので、座技の場合には、立技以上に正しい体捌きが求められます。