これまでは主に、脱力からの伸筋の駆使によって相手を崩していましたが、より根本的に接点でぶつからない崩しを目指し、丹田からの身体内部の動きをより重視しています。忖度なしで腕をがつちりと抑えつけられても、しっかりとかかる技を目指します。
丹田の探求②中心から崩して一気に開放する(両手取り二教)
身体意識の中心を常に丹田に置くことで、崩しが大きくなり、またそこからの開放も大きなうねりになります。ある程度技を体得したら、手や腕をどう動かすのかなどの意識を後景化させ、身体の中心で捌く感覚を高めるのが稽古の目標となります。
丹田の探求①三次元の動きを司る(両肩取り座技呼吸法から両手取り天地投げ)
もともと日本人の意識の中心、喜怒哀楽の中心は腹にありましたが、合気道ではまさに、丹田からすべての力の波が始まります。手や腕の動きとして表に出てくる様々な技は、丹田から生み出される三次元の動きの表出にすぎません。
呼吸力の探求⑯身体を瞬時に鉄の塊にする(両手取り合気下げ)
30キロの鉄の塊から出る鉄の取っ手を突然持たされたら、どんな力自慢の人でも一瞬で崩れます。呼吸力による心身の緩急で、その状態を自由に創り出すことを目指します。
呼吸力の探求⑫呼吸投げ(両手取り、諸手取り)
呼吸投げはなぜ呼吸投げと言うのか・・この問いに答えが見い出せずにいましたが、身体内部の捌きが、呼吸と連動した心身の緩急にあるのではないかと気付いて、やっと少し分かってきたような気がします。
両手取り呼吸投げ
回転投げと呼吸投げのどちらに捌くのか、常に受けとのコミュニケーションが問われます。
両手取り回転投げ
がっちりと両手を取られても、片手のつもりで心身のバランスを崩さずに捌けるかどうかをチェックします。自分の意識が残っていると、相手は手を放してくれません。
両手取り呼吸投げ(上級者向け)
受けの方が「目の前の壁が突然無くなる感じ」と表現されていますが、相手と繋がりながら瞬時に脱力することで、こうした捌きが可能になります。
両手取り入身投げ(上級者向け)
相手の裏に回り込み、ほぼ隅落としのように崩しながら、螺旋のエネルギーで相手を巻き込んでいく入身投げは、本来は受け身を取ることすら難しくなる厳しい技です。
両手取り呼吸法(上級者向け)
体捌きの尖端の意識が、初心者は手首にありますが、上級者になるにつれて肘、肩、さらに肩甲骨=身体の中心に近づいていきます。それに伴い、上半身は脱力し、通常の腕の力などほとんど使わない状態になります。

