重心線を正中線に戻すだけ(中心帰納の探求⑭)

伸筋などを使って腕にいくら力を入れても、その力はたかが知れています。しかし、自分自身の身体のバランスをちょっと動かすだけで、相手は崩れます。問題は、相手の存在にとらわれることなく、自分自身の心身の状態をチェックし、コントロールできるのかにあります。

技をかけようとすればするほどかからない(中心帰納の探求⑫)

技をかけようとすれば、それは相手に伝わり、双方の緊張、不自然な状態、歪が拡大するだけです。自分自身が自然体に戻ることだけを考えれば、結果的に相手のエネルギーを吸収し、それを相手に返すことができる。通常ではあり得ないこの真逆の世界こそ、合気道の魅力なのかもしれません。

重心を正中線に戻し自然体でかける天地投げ(中心帰納の探求⑪)

相手との関係で生じている自分の中の不均衡を、正常な状態に戻す。そのためには、自分の身体のどこが緊張し、どこに力が入り、どう固まっているのかを自覚しなければいけません。そしてそれを自分で補正して自然体に戻る。それは同時に、自分に向かって来る相手のエネルギーを吸収することでもあり、技はそれをただ返してあげるだけのものです。

技は自然体に戻るプロセス(中心帰納の探求⑩)

自然体でいる自分に対して、攻撃を仕掛けてくる相手。これにより生じる不自然な状態をただ解消したい。相手を倒すのが目的ではなく、自分が自然体に戻る、そのプロセスが技と言われるものです。だから相手は関係なく、ただ自分の心身の状態と向き合うこと。それが結果的に相手の攻撃を捌き、制する。合気道が「動く禅」と言われる所以です。

腰回しは自然体に戻るため(中心帰納の探求⑧)

正面打ち一教は、相手の起こりを捉え、可能な限り自然体の近似で相手の打ち込みを受け、腰を少しだけ回すことで崩しを作ります。接点では争わない、常に可能な限り自分の自然体を維持するために補正を続ける。課題は常に、自分自身の心身の状態にあることを自覚します。