50キロの水袋がたださっと動く。これがどれほどのエネルギーを生み出すのか。誰もが持つ潜在能力ですが、相手に捉われれば捉われるほど発揮できません。
呼吸力は筋力とは真逆
座技呼吸法で何を学ぶのか? 腕の力で頑張って相手を崩すのとは真逆の世界。踏んばらず、力まず、ただ腕を上げて下げる。すべてを何事もないように済ますことを目指します。
ただ腕を上げて下げるだけの呼吸投げ
約10キロある両腕をただ上げて下げる。これがどれだけのエネルギーを生み出すのか。ほとんどの場合、腕の上げ下げで筋肉を駆使し、この重さにブレーキをかけています。なぜ合気道にはリラックスが不可欠なのか。これこそを探求すべきです。
大切なことはすべて身体内部で起きている
相手との接点は何も変化させず、ただ自分の身体内部のバランス、軸を動かして自然体に戻る。ただこれだけで、得体の知れない力が相手に伝わります。これを可能にするには、脱力し、身体内部を緩め、相手と争う気持ちを捨て、持たせている手を捨て、自分自身とのみ向き合い必要があります。
そよそよと柳のように捌く両手取り天地投げ
ぶつかれば、相手はすぐにこちらの重心の位置、力の出所を感知します。それを分からせないためには、踏ん張らない、力まない。こちらから攻撃しない合気道は、ただ柳のように柔らかく捌くだけです。
腕を紐にする柔らかい身体使い
持たれた腕に力を入れて下げようとすれば、すぐに相手に分かります。腕を紐にして、身体を落とすことでゆるんだ紐が張る。結果として相手は大きく崩れます。
里山合気会も紹介していただきました!ケーブルテレビ富山で放映中!2025.5.31~6.13▶キュー特 machiもり「里山広場」

6月21日(土)大沢野ウィンディで合気道体験

丹田から波をつくる座技呼吸法
合気道のすべての技は、丹田を中心とした呼吸力、それを波のように駆使することを目指します。波を作り出すためには、心身の状態が柔らかいことが不可欠です。肩や肘が硬いと、波はそこで止まり、伝わりません。
小手返しは丹田に収めるだけ
小手返しは関節を極めて投げるのではなく、自分の丹田にただ収めるだけ。結果として相手が崩れ、自分自身は自然体のまま捌くことを目指します。

