相手との関係で歪みが生じた自分自身と向き合い、ただ元の自然体に戻る。「技」はこのレジリエンスのプロセスに過ぎません。だからこそ、できるだけ相手に対して何もしない。向き合うのは常に、自分自身の心身の状態です。
うねりで捌く正面打ち二教(Be wave!①)
波のうねりは止まることなく、よどむことなく、変幻自在に変わります。あらゆる捌きが目指すものは、このしなやかな動き、それを可能とする心身の状態です。
寄せては返す波のように捌く正面打ち一教(円転の理④)
エネルギーが滞らない捌きは、波の満ち引きのように動きを止めずに流れます。相手の打ち込みは、無限ループの動きのトリガーで、すべては相手に返っていきます。
黒帯からの呼吸力探求(正面打ち入身投げ)
人は生涯で6億回以上呼吸すると言われ、驚異的な持続力、何十キロもある上半身を楽々と動かす根源的なパワーを持っています。そして「息が合う」という言葉に象徴されるように、人は呼吸に感応します。呼吸力とはまさに生命力であり、生まれながらに誰もが持っている力です。
丁寧に術理を学ぶ(初めての5級審査準備)
基礎的な技に込められた術理を理解することは、技を意味を考える上で極めて重要です。ただ型を覚えるのではなく、「なぜこういう動きをするのか? なぜそれが合理的なのか?」を常に考え、検証する。初心者のうちから、こうした稽古姿勢を身につけることが重要です。
黒帯からの正面打ち一教(仙骨で捌く)
接点で相手を捌こうとすれば、それはすぐに相手に伝わり、反発・抵抗・かわしを惹起します。正面打ち一教の崩しは、仙骨と丹田の動きを、ただ腕を通じて伝えるだけ。これを呼吸法(心身の開け閉め)と連動させることで、ぶつからないパワーを産み出します。
ゼロからの正面打ち一教(初心者教室)
合気道のイロハのイとも言える正面打ち一教ですが、初心者はまず、相手をしっかりと下に崩し、さらに相手の中心を自分の中心に引き込んでいく感覚を学ぶことが問われます。相手とぶつからず、一体化する。この先学ぶ、すべての技につながっていきます。
ゼロからの正面打ち入身投げ(初心者教室)
相手とぶつからない動き、まるでダンスで踊るように、相手と一体化する捌きを目指します。そもそも力のない女性の方が、初心者のうちから、無意識にこの捌きを体得しやすいことを、力自慢の男性は自己省察すべきです。
先の先で場を主宰する(正面打ち入身投げ)
合気道の約束稽古では、受けが先に攻撃を仕掛けますが、取りはその攻撃をただ受動的に待っているのではなく、実は「先の先」で、能動的に攻撃を引き出しています。まさに、「自分の領域を展開」することで、場を主宰しているわけです。
相手の気持ちとエネルギーを乱さない正面打ち一教・裏(初心者教室)
切り込んでくる剣の軌道を乱さず、相手の気持ちとエネルギーと一体化してダンスのように捌き崩すのが、合気道の真髄です。だからこそ、技をかけられる側も、どんなに厳しく捌かれてもすがすがしい気持ちになります。

