自動車のダンバーが底付きした途端にコントロール不能になりスピンするのと同様、丹田を底付きさせれば体幹のコントロールを失い、接地面からの作用・反作用、つまり、踏ん張る力に頼る状態になります。これに陥らず、浮いた丹田をキープすることが、自分の体幹の重さと動きを最大限に活かす肝となります。
仙骨から起動し脳の0.5秒の遅延を活かす(神は細部に宿る②)
相手に初動を察知させないためには、接点から一番遠い場所、仙骨から起動し、0.5秒遅延する脳の反応に合わせて相手の力を利用する。座技呼吸法で何を学ぶのか、試行錯誤しています。
繊細な崩しからの座技呼吸法(神は細部に宿る①)
自分が腕力やタイミング、スピードで崩しているのか、それとも本来の呼吸法による崩しを志向しているのか、この区別に自覚的であることがまずは一番大切です。一般的に女性は、前者に依存することが体力的に無理な場合が多いので、逆に早くから後者を志向する傾向が強いかもしれません。それはとてもいいことです。
初めての座技正面打ち一教(丹田で下に崩す)
座技はまずは膝行がしっかりできるかですが、接点でぶつかることなく、丹田の動きで相手を下に崩してから膝行し制することを目指します。すべての技と同様、まずは崩しがなければ無理な動きになってしまいます。
丹田の探求⑥仙骨が生み出すパワー(座技呼吸法)
30キロ以上ある上半身を支え、それを瞬時に動かすことができる仙骨のパワーは、誰もが持っています。その力を活かし、効果的に相手に伝えれば、腕力などに関係なく相手を崩せます。そのための身体意識の高まりこそが稽古の目標です。
美しい連続座技(秋の奉納演武会)
2021年秋の奉納演武会では、1分半すべて座技で捌く美しい演武が行われました。特に体力的には男性に劣りがちな女性合気道家にとって、流れるように捌くこの演武は一つの目標となると思います。もちろん、私を含めてすべての合気道家にとっても。
丁寧に術理を学ぶ(初めての5級審査準備)
基礎的な技に込められた術理を理解することは、技を意味を考える上で極めて重要です。ただ型を覚えるのではなく、「なぜこういう動きをするのか? なぜそれが合理的なのか?」を常に考え、検証する。初心者のうちから、こうした稽古姿勢を身につけることが重要です。
丹田の探求③上虚下実・腹で捌く(座技呼吸法)
身体意識の中心を丹田に置き、腹からすべてを捌く感覚は、まさに「上虚下実」そのものです。だからこそ武道的な世界を深めるためには、技術的なこと以上に、身体意識の広がり、心身の一体性が重要です。腕や手はあくまで仮の姿です。
座技呼吸法
丹田から相手につながり、接点で争わない柔らかい崩しを目指します。呼吸法とは、まさに身体内部の呼吸と連動する力を駆使するからこそ、呼吸法なのです。
座技呼吸法(ボールを持ち円の動き)
円運動を意識するために、テニスボールを軽く握って稽古しました。手の平の中に円があり、その円が外側に広がっていくイメージです。これにより明らかに動きが変わった人もいました。

