相手ががっちりと難しい位置で諸手をしても、自分自身の身体の中で自然体に戻ることは可能です。自分の心身を柔軟にし、固まっていると思い込んでいる部分を解放して元に戻す。その結果として相手は崩れます。相手に何かをしようとしたら、この心身の状態を作り出すことは不可能です。
2023年3月少年部4級審査
少年部は何より楽しく稽古しながら、しなやかな心身を目指します。ゆっくりですが、着実に進歩しています。
2023年3月一般部5級審査
審査はそこへ向けて集中して稽古する節目であると共に、新たな課題を見つける場でもあります。
相手に何かしようと思わない(中心帰納の探求④)
合気道が「動く禅」と言われる所以は、「内観」にあります。相手に何をするのか、ではなく、自分自身がどう自然体に戻るのか、そのためにどうすればいいのかだけを考える。それが結果として相手を崩し、制することにつながる。合気道において、いかに意識が重要なのかを示しています。
何もしない自然体に戻す(中心帰納の探求③)
相手との関係で歪みが生じた自分自身と向き合い、ただ元の自然体に戻る。「技」はこのレジリエンスのプロセスに過ぎません。だからこそ、できるだけ相手に対して何もしない。向き合うのは常に、自分自身の心身の状態です。
子どもは達人に一番近い(中心帰納の探求②)
子どもは無理に頑張ったりせずに、自然体でいることが当たり前。だからこそバランスが取れ、中心軸がしっかりし、居着くことなく軽々と動けるので、達人に一番近い存在です。頑張ることが当たり前だと考えている大人は、固く居着き、心身のバランスを喪失しているので、達人から一番遠い存在になってしまうのです。
居着きからのレジリエンス(中心帰納の探求①)
居着かないためには、踏ん張らない、ためを作らない、固くならない。そのためには、これまでの発想とは真逆の、心身を浮遊させる感覚が必要なことに気付きました。そして、相手との関係で何らかの負荷がかかった不均衡な状態から、自分自身が浮遊する自然体に戻ること、ただこれだけのことで、相手は崩れます。相手に何かをしようとした瞬間に居着き、ため、踏ん張りが生じます。相手に何かをしようとするのではなく、ただ自分自身が自然体に戻る。そのレジリエンスこそが合気道の真髄ではないのか? 中心帰納と言われていることの中身ではないのか? 新たな探求が始まります。
初段審査準備(立技)
初段審査に臨む方に、稽古の最後に集中的に立技の審査対策を行いました。審査はあくまでもステップの一つに過ぎませんが、稽古にメリハリをつける意味で大きな意味があります。
取られるのではなく取らせる(Be wave!④)
相手の動きにゼロから対応するのではなく、自分の中のうねりを相手と同調させる。合気道において「取られるのではなく、取らせる」ことの意味につながります。
心身の波が産み出す諸手取り呼吸投げ(Be wave!③)
呼吸投げは、文字通り相手と呼吸を合わせ、一体化し、心身の波を相手に伝えることで産み出されます。

