身体を塊の状態から一気に脱力してバラバラの状態に移行させることで、相手はまるで、突然捉えどころのない小魚の群れを追いかけることになり対応できなくなります。これが呼吸力が生み出す弛緩力なのかもしれません。
呼吸力の探求⑩身体を瞬時に塊にする(諸手取り合気下げ)
心身の開放と締めを呼吸と連動することで、瞬時に身体を塊にすることができ、合気下げが可能になります。つまり本来、合気下げの稽古は、それ自体が目的ではなく、呼吸法の鍛錬のためにあるわけです。
後両手取り
皮膚感覚を研ぎ澄ますことで、微妙な力加減こそが相手と深くつながり、小さな崩しこそが大きな捌きにつながることを体感していくことが問われます。
誰でもできる仙骨からの合気下げ(諸手取り)
合気下げは秘伝でも不思議な力でも何でもなく、誰にでもできる崩しです。ただし、ある程度稽古を積み重ねて、身体感覚を培っておく必要はあります。
仙骨が動けば世界が動く(諸手取り呼吸投げ)
上半身を瞬時に動かすパワーを持ち、しかもその動きが相手に分からない仙骨。これを自由に駆使すれば一畳どころか半畳で相手を崩す世界に近づけます。
諸手取り呼吸法(上級者向け)
一切の忖度なしに、ガチで諸手で抑え込んで、どこまで捌けるかを検証しました。初心者の方にこれをやると、まずは覚えるべき型が崩れるので行いませんが、上級者ではお互いに検証してより合理的な捌きを探求します。
両手取り呼吸投げ(上級者向け)
受けの方が「目の前の壁が突然無くなる感じ」と表現されていますが、相手と繋がりながら瞬時に脱力することで、こうした捌きが可能になります。
肩取り三教(上級者向け)
最もシンプルな動きは何か、かつ、受けが抵抗しても可能な捌きは何か、常にこれを意識しながら稽古することが問われます。
両手取り入身投げ(上級者向け)
相手の裏に回り込み、ほぼ隅落としのように崩しながら、螺旋のエネルギーで相手を巻き込んでいく入身投げは、本来は受け身を取ることすら難しくなる厳しい技です。
両手取り呼吸法(上級者向け)
体捌きの尖端の意識が、初心者は手首にありますが、上級者になるにつれて肘、肩、さらに肩甲骨=身体の中心に近づいていきます。それに伴い、上半身は脱力し、通常の腕の力などほとんど使わない状態になります。

