膝行は、立技における体捌き、足捌きと同じように、踏ん張らない、力まない、丹田を中心に浮いた感覚が基本です。相手を真下に崩せるように、後足をきちんと引き付け、常に重心が分散しない状態を維持するのが肝です。
前受身は無理せずゆっくり稽古する
合気道に本来運動神経は必要ありませんが、受身、特に前受身を苦手とする女性の方は多いです。少年部3級審査を控え、これまでどうしてもできなかった前受身をクリアーした小学6年生。前日には怖さとできない悔しさで涙していましたが、素晴らしい笑顔になりました。
舟漕ぎ運動と膝抜き(浮舟の探求⑥)
舟漕ぎ運動は、腕力に頼らず、重心移動により相手を捌くための練習法です。同時に、これと膝抜きを組み合わせることで、相手と一体化した状態での重心移動と崩しが可能になります。
間一髪で入身する剣の間合い(正中線で捌く)
相手の剣をくぐりぬけて背面にぴたりと入身し、その瞬間に相手と気持ちを合わせ一体化する。剣から逃げるのではなく、相手の切り込みに合わせて捌く。心身を脱力させ、自然体で捌けるのか、一番難しい課題です。
初めての合気道体験(伝統的な身体意識を学ぶ)
合気道に興味を持ち、体験に来られた方に、いかに合気道の魅力を伝えるのか? 日々試行錯誤していますが、一番大切なことは、心身を一体のものと考える日本の伝統的な武道文化をいかに伝えるのかだと思います。
丁寧に術理を学ぶ(初めての5級審査準備)
基礎的な技に込められた術理を理解することは、技を意味を考える上で極めて重要です。ただ型を覚えるのではなく、「なぜこういう動きをするのか? なぜそれが合理的なのか?」を常に考え、検証する。初心者のうちから、こうした稽古姿勢を身につけることが重要です。
仙骨と下丹田を意識する武道的歩き方(気の球体をつくる)
仙骨を締めることで背骨がまっすぐに立ち、上半身が安定します。そして、臀部からハムストリングスを意識することで、上下動のないスムーズな足の運びが可能になります。また下丹田に身体意識が集中し、気の球体を産み出します。
基本の体捌き、足捌き(初心者教室)
体験から始めてわずか6日目の稽古で道着デューされた方は、あっという間に合気道の魅力にはまってしまったそうです(^-^) まずは基本の体捌き、足捌きを丁寧に学んでいただきます。合気道は、年配の方でも安心して安全に学べる武道です。
後受身(初心者教室)
合気道の約束稽古では、先輩・後輩の区別なくお互いに技をかけ合うので、通常1回の稽古で100回以上も受身を取ります。内臓を揺らし、身体に適度な刺激を与え、かつ足腰も鍛える、見かけ以上にハードな、かつ心身の健康を保つ稽古です。
合気道における正しい受け
同級生の道友に対して受けをとっていた息子が、ただ握った手が動かないように頑張って意地悪しているので、正しい受けとは何かを取り上げました。相手に気や力を向けず、ただ技がかからないように力を使って受けをとる人は、合気道の本当の醍醐味が分からず、上達もしないと思います。