一緒にダンスするように自然体で捌く
相手を投げることが目的ではなく、自分が自然体に戻ることが目的です。技はあくまでもそのためのプロセス。本来何もしたくない自分に向かってきた相手を捌き、何もしなくてもいい状態に戻るだけです。
脱力すればするほど技は効く
心身の力みは即座に相手に伝わり、相手も固くなり、技はかかりません。ただダラリと相手の腕にぶら下がるだけです。
エネルギーの流れを活かし軽やかに呼吸投げ
本当に技がかかる時は、何の手応えも感じない状態です。どこかで力んだり踏ん張ったりすれば、まだまだです。
一瞬だけ体重をかける(初めての交差取り二教)
合気道のすべての技は、力んで身体が固くなるほどかかりません。初心者の方が、それを最初に実感できる技の一つが、交差取り二教です。脱力してほんの一瞬だけ体重をかけると、相手は崩れ落ちます。力むとまったくかかりません。
交差取りからの崩し(中心帰納の探⑱)
合気道において、相手のバランスをいかにに崩すのかは、極めて重要です。すべての技は、この崩しを前提に成立しています。だからこそ、崩しとは何かを、心身両面において探求することが問われます。
重心線を正中線に戻すだけ(中心帰納の探求⑭)
伸筋などを使って腕にいくら力を入れても、その力はたかが知れています。しかし、自分自身の身体のバランスをちょっと動かすだけで、相手は崩れます。問題は、相手の存在にとらわれることなく、自分自身の心身の状態をチェックし、コントロールできるのかにあります。
取られるのではなく取らせる(Be wave!④)
相手の動きにゼロから対応するのではなく、自分の中のうねりを相手と同調させる。合気道において「取られるのではなく、取らせる」ことの意味につながります。
ダンスするように捌く交差取り入身投げ(円転の理⑧)
相手と合気するのは、まさに一緒にダンスするのと同じ。中心軸を一体化させ、独楽のように回り崩します。
合気で捌く②見かけだけ大げさな崩しは無意味(交差取り入身投げ)
大きく崩した相手が、そのまま自分の都合のいい場所に戻ってくれるというのは、単なるパフォーマンスです。自分から離れた相手は自由になり、当然に反撃もできます。そういう状態にならないように相手を導く、そのための合気です。

