波のうねりは上下左右前後とどちらにも寄せては返し、一つであり無数であり、どんな形にも変化します。合気道の捌きは、まさにこうした波のように自由自在なうねりを目指します。
一番厳しい状態から捌く(後両手取り)
後で両腕をねじり上げられた状態から捌くには、合気すると同時に心身を柔軟に駆使することが問われます。あえて一番厳しい状態から捌く稽古をすることで、自分の心身の状態を検証する。予定調和の稽古では、進歩はありません。
居着きと脱力の探求②合気すれば相手はついてくる(後両手取り)
相手が自分の手首を追いかけ、勝手に崩れてくれる稽古をしても、本当の体捌きは身につきません。一番厳しい体勢でがっちり持たれても、まったく関係なく捌く。そのためには、合気した瞬間に脱力して相手が自然についてきてくれる状態を作り出します。
二教・三教で手首・肘・肩をロックさせる(後両手取り、両肘取り)
合気道の関節技は、相手を痛めつけるためにではなく、あくまで崩しのきっかけをつくるためのもの。ゆえに、痛みをまったく与えずに崩せるようになるのが目標です。相手が痛るのを喜ぶのは真逆です。
呼吸力の探求⑪呼吸力は弛緩力を生む(後両手取り)
身体を塊の状態から一気に脱力してバラバラの状態に移行させることで、相手はまるで、突然捉えどころのない小魚の群れを追いかけることになり対応できなくなります。これが呼吸力が生み出す弛緩力なのかもしれません。
後両手取り
皮膚感覚を研ぎ澄ますことで、微妙な力加減こそが相手と深くつながり、小さな崩しこそが大きな捌きにつながることを体感していくことが問われます。
後両手取り四方投げ
後ろから両手をがっちり掴まれても、むしろそれを通じて相手を導き、しっかりと崩せば、どんな技にも展開できます。核心は、相手とつながること、一体化することです。
後両手取り呼吸投げ
後から両手をがっちり取られても、逆に相手をしっかりとコントロールできるのか否か。その感覚を磨けば、どんな状況からでも相手を捌くことができます。
後両手取り十字投げ
後両手取りは、がっちりと掴まれた状態から稽古しないと、相手をきちんとコントロールできません。受けが自分の腕を追いかけて勝手に崩れてくれるのは、最も安直な稽古で、これでは鍛錬にはなりません。

