呼吸法

合気道における呼吸法をどう理解するのかは、人それぞれだとは思いますが、少なくとも脱力するためには、息を止めて力を入れるのはNGです。自然に息を吐きながら、内臓を含めて全身が下に落ちていく感覚、これを技と一体化させることで、相手に自分の体重をストンとかけて崩すことができます。

正面打ち入身・半身半立

半身半立からの正面打ち入身は、いかに心を落ち着かせて相手と呼吸を合わせるのかが最も問われます。ビクッと動くのではなく、スッと動く。これは合気道のすべての技に共通する捌きの基本です。

正面打ち入身

正面打ちを入身でかわすのは、合気道の体捌き、足捌きの基本中の基本ですが、相手との間合いを適切にとりながら気持ちを合わせ、正確に転回するのが肝です。一朝一夕では身に付きません。

2021年里山合気会稽古始め

里山合気会の稽古始めを多久比禮志神社・えんゆう館で開催。初稽古の前に、新年の安全祈願をしていただき、会員の方が横笛の演奏を奉納されました。初稽古では、体の変更から、まずは心を落ち着けて相手を捌く基本、正面打ちからの入身を、立技、半身半立ちで、また座技呼吸法を行いました。神前での初稽古は、本当にすがすがしいもので、心身が浄化されるのを実感しました。本年も稽古に励んでいきたいと思います。

後両手取り呼吸法

後両手取りは、正しい姿勢を保てるのかが最も問われ、体幹がぶれることなく、同時に脱力するのが肝です。呼吸法は当然にも、相手としっかりとつながりながら捌きます。

座技呼吸法

座技呼吸法は、相手とつながることで、結果的に相手の手首から肩関節までをロックします。この感覚を掴むことで初めて、立技でも合気上げが可能になります。