天地投げは力づくのラリアットではなく、柔らかく相手を崩すのが肝です。腕を掴んだ相手を、「暖簾に腕押し」状態にするのを目指します。
硬い受けを崩すのは簡単(天地投げ②)
受けを通じて餅のように身体を練る。それを通じて、自分自身の技の質も高まる。受けと取りは表裏一体です。受けが硬い人は、技も硬い。だから上達するためには、餅のように柔らかく粘る受けをとることが課題です。
天地投げ①(表側で捌く)
本来は相手を天地に裂いて崩す技ですが、上から力づくで抑えつけられたら、そのまま後ろに放り投げればいい。稀にわざと意地悪する受けを取る人には、これで十分です。
そよそよと柳のように捌く両手取り天地投げ
ぶつかれば、相手はすぐにこちらの重心の位置、力の出所を感知します。それを分からせないためには、踏ん張らない、力まない。こちらから攻撃しない合気道は、ただ柳のように柔らかく捌くだけです。
丹田の球体で捌く両手取り天地投げ
天地投げは受け取ったエネルギーを天と地に分けて返してあげる。相手のエネルギーはいったん丹田に吸収します。ただし、吸収するというのは、丹田の球体の表面でくるっと返してあげるイメージです。
丹田を浮かせる(力まない踏ん張らない天地投げ)
丹田を浮かせれば心身を自由に解放できます。
丹田の球体で捌く⑩(水になり吸収する天地投げ)
浮いた水袋となって相手の力を丹田に吸収し、そこから波動が伝わるように返していく。踏ん張らず、力まず、静かに捌くことを目指します。
丹田の球体で捌く⑨(水は波動を伝える)
ブルース・リーの言葉、「Be water(水になれ)」はあまりにも有名です。水は波動を強く、速く伝えます。丹田で産み出した波動を相手に伝える心身の状態をいかに創り出すのかが課題です。
丹田の球体で捌く⑥(浮いた水袋になる)
浮いた水袋は、捉えどころが分からず、力で抑えつけることができません。丹田を浮かせ、心身を柔らかくすることで、この状態に近づければ、相手のの力は無力化され、相手は自分でバランスを崩して倒れます。
ひたすら内観に徹し技をかけようとしない(動く禅の探求②)
技をかけようとして動き出せば、相手に伝わり、抵抗・反発を惹起します。ただ自分の心身を内観して、バランスを取り戻して自然体になる。その結果として相手が崩れ、それに応じて技を繰り出す。禅のように己の内側に意識を集中することだけを課題として稽古します。

