初めて回転投げに挑戦する5級、4級の方に指導しました。相手と一体化すれば、独楽のように相手を捌くことができる、合気道らしい技の一つです。ここでも踏ん張らない、力まない、自然体が一番基本です。
両手取り回転投げ
がっちりと両手を取られても、片手のつもりで心身のバランスを崩さずに捌けるかどうかをチェックします。自分の意識が残っていると、相手は手を放してくれません。
正面突き回転投げ
正面からまっすぐに向かってくるエネルギーと気持ちに一体化し、自分も一緒に回転して逸らす。正確な体捌き、足捌きが問われます。
正面打ち回転投げ
相手の切り込みに対して、流れに合わせて入身、転換ができるのかが問われます。相手の中心と自分の中心を一体化させ、一緒に回転する気持ちが大切です。
横面打ち回転投げ
合気道の目指す道は、相手の腕を掴んだり、引っ張ったり、捻ったりとかではまったくなく、ただ一点で相手とつながり、一体化して捌くことです。それはとても困難な道ですが、だからこそ最初から誤った道に入り込んではいけません。
歩み寄りからの片手取り回転投げ
相手の動きに合わせてしっかりと入身する。これができれば、正面突きを捌くことも可能です。
片手取り回転投げ(外廻し)
片手取り回転投げ前方崩し
片手取り回転投げ(外廻し)
片手取り回転投げの外廻しは、相手の側面に入身した後に、さらに大きく後方に送り足で崩すのが肝です。あくまでつながっている手での崩しが基本で、頭を抑えつけるわけではありません。
片手取り回転投げ
片手取り回転投げは、相手と気持ちを合わせた上で大きく下に崩すのが肝です。相手の頭を抑えつけるのではなく、あくまで持たれた手首でつながり続けます。