成人の腕の重さだけで5キロぐらいはあるでしょう。それがブランと振れる運動エネルギーはかなりのものですが、普通は自分で腕を支えてしまうので駆使できません。
膝抜きで力まない踏ん張らない隅落とし
膝抜きにより、筋力を駆使した動きをできる限り少なくすることを目指します。体重の上下動をなくし、身体が一つの塊のまま動く。何十キロもある身体がちょっと動くだけで、その運動エネルギーは相手を崩すのに十分です。
丁寧に術理を学ぶ(初めての5級審査準備)
基礎的な技に込められた術理を理解することは、技を意味を考える上で極めて重要です。ただ型を覚えるのではなく、「なぜこういう動きをするのか? なぜそれが合理的なのか?」を常に考え、検証する。初心者のうちから、こうした稽古姿勢を身につけることが重要です。
基本の体捌き、足捌き(初心者教室)
体験から始めてわずか6日目の稽古で道着デューされた方は、あっという間に合気道の魅力にはまってしまったそうです(^-^) まずは基本の体捌き、足捌きを丁寧に学んでいただきます。合気道は、年配の方でも安心して安全に学べる武道です。
仙骨でつながる(片手取り隅落とし)
仙骨を締めて丹田から相手と一体化することで、相手は居着き、そこから仙骨を開放すれば自由に捌くことができます。合気道において大切なことは、目に見えない場所で起こっている。それが実感できる稽古です。
片手取り隅落とし・裏(少年部)
合気道の技の表と裏は、相手との状態に応じて使い分けます。ただ型として区別することにはほとんど意味はありません。
片手取り隅落とし(初心者教室)
相手が握ってくる箇所が一番相手と繋がれるので、そこを活かして捌く。その感覚を初心者の時から意識することが大切です。
交差取り隅落とし
相手と一体化する、相手の中心と自分の中心を重ね合わせる感覚を磨きます。受けが、取りに引き込まれていくように崩されるのが理想です。
正面打ち隅落とし
正面打ちをかわして相手の背後にしっかりと入身し、優しく肩をなでるようにして隅に落とします。相手と一体化する感覚が肝です。
片手取り隅落とし
片手取り隅落としを、少林寺拳法を経験された方と稽古し、さすがに理解が早いので驚きました。武道的な身体は、天井から吊り下げされた操り人形のように、上半身はすっと立ち、足はまったく自由、これが理想です。合気道のすべての技は、この術理を体現するものです。