突きを避けて捌くのではなく、相手の突きのエネルギーで自分の丹田の球体がくるりと廻る。独楽を回す糸のように、相手の突きが自分を廻してくれ、もらったエネルギーをそのまま返してあげるだけ。さらに心身の状態を丹田を中心とした球体にすることで、360度のバランスが保てます。
丹田の球体で捌く①(中心力を高める)
腕で何かをしようとすると、手首、肘、肩が固まり、足は踏ん張った状態になりNGです。腕は相手のエネルギーを自分の丹田の球体に導く通り道に過ぎません。そして球体に入ってきた相手のエネルギーをそのままくるっと廻して返してあげる。丹田を自由に回転する浮遊する球体にする。今はまだ下丹田しか意識できませんが、これを中丹田、上丹田にも発展させることが来年の課題です。
初めての片手取り呼吸投げ(呼吸法で相手と一体化する)
合気上げで相手を崩し、肩、肘、手首などをすべて柔らかく使い、丹田に入ってきた相手のエネルギーを返してあげる。相手と一体化し、ぶつからないことが大切です。
自然体に戻るプロセスで捌く(正面打ち一教)
正面打ちはどうしても、打ち込んでくる手刀に対応する意識になりがちですが、それに拘らず、ただ自分が自然体に戻ることだけを考えます。ゆえに、自然に腰回しを繰り出せる間合い、タイミングで入身します。
初めての片手取り入身投げ(腰回しの探求①)
4級、5級の方に片手取りからの入身投げを指導しました。相手のエネルギーと気持ちを自分の丹田に吸収して中心からくるっと返す。これが腰回しの感覚です。腕でラリアットするのとは真逆の世界です。