腰回しは自然体に戻るため(中心帰納の探求⑧)

正面打ち一教は、相手の起こりを捉え、可能な限り自然体の近似で相手の打ち込みを受け、腰を少しだけ回すことで崩しを作ります。接点では争わない、常に可能な限り自分の自然体を維持するために補正を続ける。課題は常に、自分自身の心身の状態にあることを自覚します。

ただ自分の心身の状態を自然体に戻すだけ(中心帰納の探求⑤)

相手ががっちりと難しい位置で諸手をしても、自分自身の身体の中で自然体に戻ることは可能です。自分の心身を柔軟にし、固まっていると思い込んでいる部分を解放して元に戻す。その結果として相手は崩れます。相手に何かをしようとしたら、この心身の状態を作り出すことは不可能です。

相手に何かしようと思わない(中心帰納の探求④)

合気道が「動く禅」と言われる所以は、「内観」にあります。相手に何をするのか、ではなく、自分自身がどう自然体に戻るのか、そのためにどうすればいいのかだけを考える。それが結果として相手を崩し、制することにつながる。合気道において、いかに意識が重要なのかを示しています。

立禅

立禅は仙骨周辺への意識を高め、身体の上下を一体化させて体幹を強くする効果があります。この感覚は、稽古中のみならず、普段の日常生活でも意識でき、武道的な身体、歩き方などにつながります。

立禅

一人稽古で初めて本格的に立禅に挑戦。とりあえず10分ほどチャレンジ。日頃から稽古で、胸や手のひらの中の丸い気のボールを意識しているので、違和感はない。神前であることも、気の流れを意識しやすい環境かもしれない。わずか10分でも、全身の血流が良くなり、指や身体がポカポカする感覚。