相手のエネルギーを吸い込んで吐く。呼吸と連動させることで、全身をリラックスさせた状態で捌き、最後は自分の丹田に収める。残心とは自らが自然体に戻ることです
交差取りからの崩し(中心帰納の探⑱)
合気道において、相手のバランスをいかにに崩すのかは、極めて重要です。すべての技は、この崩しを前提に成立しています。だからこそ、崩しとは何かを、心身両面において探求することが問われます。
舞うように捌く正面突き(円転の理⑦)
相手の攻撃を躱すのではなく、そのエネルギーを自分の回転エネルギーに変えて捌く円転の理。舞うように途切れのない動きを目指します。
波のうねりで捌く後両手取り(円転の理⑥)
波のうねりは上下左右前後とどちらにも寄せては返し、一つであり無数であり、どんな形にも変化します。合気道の捌きは、まさにこうした波のように自由自在なうねりを目指します。
独楽のように捌く小手返し(円転の理①)
相手の攻撃をかわす動きは、そのまま独楽のように回転を始めて相手を巻き込み、捌きます。相手の攻撃は、独楽が回り始めるためのエネルギーであり、それと一体化することですべて相手に返っていきます。
呼吸力の探求⑰心身をバネのように駆使する(正面突き呼吸投げ)
呼吸力は心身内部に強靭なバネを生み出し、その収縮と伸びを呼吸でコントロールします。バネの中心は下丹田にあり、それが強ければ強いほど、相手のエネルギーを吸収し、増幅させて相手に返すことができます。
呼吸力の探求③小手返し(正面打ち・横面打ち)
呼吸による心身の絞りと開放を捌きに連動することで、相手との感応状態を高め上げることができます。合気道はまさに、受け取り両者の協働した連関運動であることが実感できます。
片手取り小手返し(初心者教室)
合気道の醍醐味は、相手とつながる感覚を磨くことです。片手取り小手返しは、初心者の方にとってその端緒となる技です。
正面突き小手返し
突きの拳を返すには、手首にこだわらず、柔らかく体幹につながる筋を探して捌くことです。がっちりと掴むと、自分自身の自由を奪います。
横面打ち小手返し
無限ループは、どこでも方向転換や反転可能で、かつ常に立体的な円の動きなので、捉えどころがなく、ぶつからない、居着かない捌きになります。心身は安定し、自分の中をエネルギーが流れていくのを感じるようになります。