相手の剣をくぐりぬけて背面にぴたりと入身し、その瞬間に相手と気持ちを合わせ一体化する。剣から逃げるのではなく、相手の切り込みに合わせて捌く。心身を脱力させ、自然体で捌けるのか、一番難しい課題です。
初めての合気道体験(伝統的な身体意識を学ぶ)
合気道に興味を持ち、体験に来られた方に、いかに合気道の魅力を伝えるのか? 日々試行錯誤していますが、一番大切なことは、心身を一体のものと考える日本の伝統的な武道文化をいかに伝えるのかだと思います。
歩み寄りからの正面打ち一教・入身投げ
お互いに歩み寄りながらの稽古では、取りの主導性をいかに発揮するのかを試します。先に攻撃するのは受けですが、取りはそれを自らの主導性に取り込んでいくのが捌きの基本です。
正面打ち入身切り落とし
正面打ちを表側に入身して切り落とす。これは、最もシンプルな捌きですが、間合い、タイミング、脱力、中心線での相手との一体化など、合気道のすべての要素が問われます。
正面打ち入身、一教
正面打ち入身・半身半立
半身半立からの正面打ち入身は、いかに心を落ち着かせて相手と呼吸を合わせるのかが最も問われます。ビクッと動くのではなく、スッと動く。これは合気道のすべての技に共通する捌きの基本です。
正面打ち入身
正面打ちを入身でかわすのは、合気道の体捌き、足捌きの基本中の基本ですが、相手との間合いを適切にとりながら気持ちを合わせ、正確に転回するのが肝です。一朝一夕では身に付きません。
2021年里山合気会稽古始め
里山合気会の稽古始めを多久比禮志神社・えんゆう館で開催。初稽古の前に、新年の安全祈願をしていただき、会員の方が横笛の演奏を奉納されました。初稽古では、体の変更から、まずは心を落ち着けて相手を捌く基本、正面打ちからの入身を、立技、半身半立ちで、また座技呼吸法を行いました。神前での初稽古は、本当にすがすがしいもので、心身が浄化されるのを実感しました。本年も稽古に励んでいきたいと思います。