武道的に求められる「上虚下実」を追求するためには、腕を駆使する意識を極限的に無くす必要があります。腕を曲がる、腕を上げるという動きは、すべて相手のエネルギーと自分の体捌きの結果であり、自分が意識して動かそうとした瞬間に、「上実下虚」となります。これを諸手取りで検証します
独楽のように身体を纏める
物理的により大きなエネルギーを産み出すために、踏ん張ったり引っ張ったりせず、ただ自分の身体の運動エネルギーを最大限に駆使します。丹田を中心に浮いた感覚こそが、これを可能にします
First Contact(はじめに合気ありき)
武道である以上、First Contact ですべてが決まると言っても過言ではありません。相手と向かい合った瞬間から合気する。決まった型から始まるのではない自由な動きを目指します。
重力を使い身体のパーツを活かす①(呼吸法)
片腕だけでも4~5キロ、両腕なら10キロ前後はあるだろう身体パーツを何不自由なく上げ下げできる。普通の人が当たり前に行っているこの動作は、考えれみればすごい能力です。しかしそのパワーは、筋力を駆使すればするほど相手には伝わりません。合気道は誰もが持っている潜在能力を開花させる道だと考えると、面白くなってきます。
丹田の球体で捌く④(足をブレーキにしない)
小さな子どもでも30キロの米袋の重さがあります。それがくるっと回転すれば、大人でも止められないエネルギーがあります。でも、多くの場合、そのエネルギーを止めているのは足です。「地に足をつける」と言うイメージは、多分、武道的には大きな阻害要因となります。
目的は自分自身が自然体に戻ること(中心帰納の探求⑥)
体の変更については、色々な考え方があると思いますが、相手とは関係なくまずは自分自身が自然体に戻ることを目指して稽古します。相手は居着き、自分は自由になるのが理想です。しかし、相手を崩したり居着かせたるするのはあくまで結果であり、問題は常に自分自身と向き合うことです。
子どもは達人に一番近い(中心帰納の探求②)
子どもは無理に頑張ったりせずに、自然体でいることが当たり前。だからこそバランスが取れ、中心軸がしっかりし、居着くことなく軽々と動けるので、達人に一番近い存在です。頑張ることが当たり前だと考えている大人は、固く居着き、心身のバランスを喪失しているので、達人から一番遠い存在になってしまうのです。
初めての合気道体験(伝統的な身体意識を学ぶ)
合気道に興味を持ち、体験に来られた方に、いかに合気道の魅力を伝えるのか? 日々試行錯誤していますが、一番大切なことは、心身を一体のものと考える日本の伝統的な武道文化をいかに伝えるのかだと思います。
丁寧に術理を学ぶ(初めての5級審査準備)
基礎的な技に込められた術理を理解することは、技を意味を考える上で極めて重要です。ただ型を覚えるのではなく、「なぜこういう動きをするのか? なぜそれが合理的なのか?」を常に考え、検証する。初心者のうちから、こうした稽古姿勢を身につけることが重要です。
呼吸力の探求①片手取り体の変更・呼吸法
合気道における呼吸力とは何か? 日々試行錯誤していますが、今まで考えてきた脱力、上虚下実、弛緩力、仙骨の締めなどのキーワードが、やっと一つの体系にまとまる予感がしてきました。

