合気で捌く③そもそも合気って何?(片手取り四方投げ・両手取り天地投げ・諸手取り呼吸投げ)

相手を居着かせた瞬間、相手と一体化した状態でバランスが均衡します。それを一方的に解除すると、相手は無意識に崩れたバランスを取り戻そうとして付いてくる。まさに力ではない導きとなり、一体化すればするほど大きく崩れるという、合気道の本質に迫ることができます。道場はまさに、こうしたプロセスの実験場であり、道友は実験仲間です。

合気で捌く①(両手取り天地投げ)

合気上げをただできるできないはほとんど意味はなく、問題はそれをどう体捌きに活かすのかです。伸筋に依存するのではなく、仙骨と丹田から発動する合気上げは、そもそも最初から脱力した状態なので、そのまま体捌きに活かせます。

居着きと脱力の探求①接点で争わない体捌き(片手取り・両手取り)

合気道において、大切なことはすべて、心身内部で起きています。見かけ上のパフォーマンスでは決して見えない、相手の居着きを生み出す仙骨・下丹田からの動き、そして相手を居着かせてからの脱力による捌き。力という概念が根本的に覆る、奥深い合気道の世界を探求する旅を続けましょう。