一緒にダンスするように自然体で捌く

相手を投げることが目的ではなく、自分が自然体に戻ることが目的です。技はあくまでもそのためのプロセス。本来何もしたくない自分に向かってきた相手を捌き、何もしなくてもいい状態に戻るだけです。

中心軸を取る①片手取り呼吸法

腕や手には囚われず、相手の中心軸を取ること。そのために呼吸法で創り出した空間をイメージすること。これまでの、手を取られたら入身して腕を上げるという、型としての片手取り呼吸法のイメージは、いったん払拭したほうがいいと考えています。

丹田の球体で捌く③(柔らかさは波を伝える)

すべてのエネルギーはまず丹田にもらい、球体はそれを返し、最後に再び丹田に帰っていく。そのエネルギーの波を伝えるためには、心身が柔らかい状態にあることが必須です。特に肩甲骨はがしができているのかどうか、が試金石となります。後両手取りであえて相手にがっちりと掴ませるのは、それを検証するためです。