掴まれた肩に囚われずに、自分のバランスを自然体に戻せば、相手は自然に崩れます。接点では争わない。自分自身の心身の内側の状態こそが大切です。
丹田に入って来たエネルギーを優しく返すだけ
相手のエネルギーを丹田にもらって自分のバランスを戻し、そのエネルギーを相手に返してあげる。投げ技はそのオマケです。
接点で争わず脳の0 5秒の遅延を活かす
接点からの信号を脳が感知するまでのタイムラグは0.5秒。これを活かして相手の脳を騙せば、相手は自分自身の力で倒れます。
脱力すればするほど技は効く
心身の力みは即座に相手に伝わり、相手も固くなり、技はかかりません。ただダラリと相手の腕にぶら下がるだけです。
心身を柔らかく解放して捌く
後から両手をねじ上げられた厳しい状態でも、心身を解放して柔らかく捌くことは可能です。心が固まると、身体も固まる。心身は一体であることを学ぶ稽古です。
入身一足で線を外す
相手の切り込みから逃げるのではなく、入身一足して瞬間的に線を外して捌く。合気道の醍醐味です。
螺旋に巻き込む入身投げ
遠心力で外側に崩すのではなく、自然体で求心力を駆使して螺旋のように受けを巻き込んでいくことを目指します。
風船のように浮いて軽やかに捌く
浮遊する50キロの物体がぐるりと回るだけで物凄い運動エネルギーです。足を踏ん張ったらこれを駆使できません。
浮いて下に崩す二人掛け諸手取り呼吸投げ
まずは自分を浮かせて自由になり、一緒についてきた受けを下に崩す。決して踏ん張らない、力まないのが肝です。
呼吸で球体をつくり中心軸を取りに入身する
受けが向かってきた瞬間には、すでに呼吸で球体をつくりこちらから中心軸を取りに入身する。これができれば、受けは手も足も出ない状態で捌けます。