相手の剣をくぐりぬけて背面にぴたりと入身し、その瞬間に相手と気持ちを合わせ一体化する。剣から逃げるのではなく、相手の切り込みに合わせて捌く。心身を脱力させ、自然体で捌けるのか、一番難しい課題です。
何かする気配を出さない(中心帰納の探求⑬)
自然体に戻るのは、何もしない状態に戻るためです。何かをしようと意図した途端に、それは相手に伝わり、抵抗、反発を生み出します。がっちりと持たれた諸手取りからの崩しは、その自分の状態を検証するための試金石です。
技は自然体に戻るプロセス(中心帰納の探求⑩)
自然体でいる自分に対して、攻撃を仕掛けてくる相手。これにより生じる不自然な状態をただ解消したい。相手を倒すのが目的ではなく、自分が自然体に戻る、そのプロセスが技と言われるものです。だから相手は関係なく、ただ自分の心身の状態と向き合うこと。それが結果的に相手の攻撃を捌き、制する。合気道が「動く禅」と言われる所以です。
何もしない自然体に戻す(中心帰納の探求③)
相手との関係で歪みが生じた自分自身と向き合い、ただ元の自然体に戻る。「技」はこのレジリエンスのプロセスに過ぎません。だからこそ、できるだけ相手に対して何もしない。向き合うのは常に、自分自身の心身の状態です。
取られるのではなく取らせる(Be wave!④)
相手の動きにゼロから対応するのではなく、自分の中のうねりを相手と同調させる。合気道において「取られるのではなく、取らせる」ことの意味につながります。
竜巻のように捌く入身投げ(円転の理⑩)
自分が入身するのではなく、相手が入身せざるを得ない状態に導くのは、竜巻のように相手を巻き込む円運動です。風のようにしなやかに捌きます。
ダンスするように捌く交差取り入身投げ(円転の理⑧)
相手と合気するのは、まさに一緒にダンスするのと同じ。中心軸を一体化させ、独楽のように回り崩します。
合気で捌く②見かけだけ大げさな崩しは無意味(交差取り入身投げ)
大きく崩した相手が、そのまま自分の都合のいい場所に戻ってくれるというのは、単なるパフォーマンスです。自分から離れた相手は自由になり、当然に反撃もできます。そういう状態にならないように相手を導く、そのための合気です。
ゼロからの横面打ち(入身投げ・四方投げ)
横面打ちは、円の動きで相手のエネルギーを吸収し、繋がりを大切にしながら捌きます。ダンスのような感覚で相手と一体化し、ステップを刻みます。
黒帯からの呼吸力探求(正面打ち入身投げ)
人は生涯で6億回以上呼吸すると言われ、驚異的な持続力、何十キロもある上半身を楽々と動かす根源的なパワーを持っています。そして「息が合う」という言葉に象徴されるように、人は呼吸に感応します。呼吸力とはまさに生命力であり、生まれながらに誰もが持っている力です。

