エネルギーが滞らない捌きは、波の満ち引きのように動きを止めずに流れます。相手の打ち込みは、無限ループの動きのトリガーで、すべては相手に返っていきます。
心身の波動を活かす天地投げ(円転の理③)
エネルギーを滞らせない動きこそ、円転の理が目指すものです。相手のエネルギーを吸収して生み出す小さな波が、大きな波動となって相手に返っていく。心身が波打つように捌くことを目指します。
無限ループで捌く基本動作(円転の理②)
自分の中心と相手の中心を繋げ、体捌き、足捌きで無限ループ(八の字)の動きで捌けば、自分の波を相手に伝え、それをおおきなうねりに変えることができます。合気道において、最も基本的な円転の理の体捌き、足捌きを学べば、あらゆる技に応用できます。
独楽のように捌く小手返し(円転の理①)
相手の攻撃をかわす動きは、そのまま独楽のように回転を始めて相手を巻き込み、捌きます。相手の攻撃は、独楽が回り始めるためのエネルギーであり、それと一体化することですべて相手に返っていきます。
正面突き小手返し
突きの拳を返すには、手首にこだわらず、柔らかく体幹につながる筋を探して捌くことです。がっちりと掴むと、自分自身の自由を奪います。
片手取り呼吸法
円運動から無限ループによる崩しと捌きが、これまでとどう違うのか、新たな段階に一歩を踏み出した最初の稽古での問題意識をアーカイブしました。
横面打ち小手返し
無限ループは、どこでも方向転換や反転可能で、かつ常に立体的な円の動きなので、捉えどころがなく、ぶつからない、居着かない捌きになります。心身は安定し、自分の中をエネルギーが流れていくのを感じるようになります。
諸手取り四方投げ
小さな円の動きから始まる無限ループの軌道は、エネルギーが流れ続け、滞らず、まさにマインドフルネスの世界、「動く禅」の世界に近づいていく入口となります。どんなにゆっくりと動いても、相手の力を吸収して一体化することができます。