心と身体が密接につながっていることを体感する遊び稽古です。合気道において、自らの意識をコントロールすることがいかに大切なのかを学びます。
丹田の球体で捌く②(突きのエネルギーをもらって返す)
突きを避けて捌くのではなく、相手の突きのエネルギーで自分の丹田の球体がくるりと廻る。独楽を回す糸のように、相手の突きが自分を廻してくれ、もらったエネルギーをそのまま返してあげるだけ。さらに心身の状態を丹田を中心とした球体にすることで、360度のバランスが保てます。
腕の意識を捨てる(問題意識を共有する④)
持たれた手を意識せず、接点で捌こうとしない。重要なことはすべて、自分自身の心身の内側で起きていることを自覚する。相手を変えようとしない、自分の心身の状態をコントロールすることが、何より大切です。
相手を投げることではなく自然体に戻すのが目的(問題意識を共有する①)
最近、他県から体験稽古を希望される方が何人かおられ、「こんな小さな田舎の道場でよろしければお気軽にどうぞ」と楽しく稽古させていただきました。せっかく来ていただいたので、私たちがどのような問題意識で稽古しているのかはお伝えしたほうがいいと思い、それをまとめたシリーズを作成します。第1回は、「合気道の目的は相手を投げることではなく、自分自身と向き合い、自然体に戻ること」というテーマです。
全然関係ないことを考え技をかける(意識操作の探求①)
合気道では、「我を殺す」「相手を倒そうと思わない」など、様々な意識操作の重要性が指摘されます。相手とぶつからない技は、単に技術的な側面からだけでなく、こうした意識操作の側面からも追求されるべきでしょう。