身体意識を育む遊び稽古②無我になり捨てる

他の道場から体験で参加していただいた方には、日頃の稽古での問題意識をご説明します。技の詳細など、道場によって千差万別は当たり前。でも、同じ合気道仲間として、「こんな問題意識で稽古すると面白いな」と感じていただければと思います。

身体意識を育む遊び稽古①諸手取り合気下げ

典型的な合気下げを遊び稽古しました。相手を倒すのが目的ではなく、自分の動きの起こりを消すこと。そのためには、意識操作がものすごく重要だと理解すること。そして、通常の力の概念を覆すイメージを持てるのか。総じて、呼吸力とはまさに、これらを総合的に表現しているのではないか、と模索しています。

呼吸で捌く正面打ち一教(呼吸力の探求①)

相手の打ち込みに対して、こちらも打ち込みで返さない。打ち込みに合わせて身体全体の呼吸で吸収し、下に崩す。呼吸力とは何か? 身体のすべての力を抜いた上で、最後に残るのは丹田を中心にした身体全体の開け閉めではないのか? 踏ん張れば足に、肩に、肘に力が入る。その力とはまったく次元の違う、踏ん張らない呼吸力を探求します。