立技と同様に座技でも、踏ん張らず力まず、丹田を浮遊させて自由に動かして捌くのが理想です。
半身半立両手取り四方投げ
座技は膝行により体捌きをするので、その正確性が極めて重要です。180度から360度まで、自由に転換、体捌きできることが問われます。
半身半立片手取り四方投げ
半身半立では、当身も入れられず相手が圧倒的に有利なだけに、腕をとられた瞬間から相手をコントロールする必要があります。ただ力まかせに相手の腕を掴んで技をかけていると、半身半立では通用しません。
正面打ち入身・半身半立
半身半立からの正面打ち入身は、いかに心を落ち着かせて相手と呼吸を合わせるのかが最も問われます。ビクッと動くのではなく、スッと動く。これは合気道のすべての技に共通する捌きの基本です。
2021年里山合気会稽古始め
里山合気会の稽古始めを多久比禮志神社・えんゆう館で開催。初稽古の前に、新年の安全祈願をしていただき、会員の方が横笛の演奏を奉納されました。初稽古では、体の変更から、まずは心を落ち着けて相手を捌く基本、正面打ちからの入身を、立技、半身半立ちで、また座技呼吸法を行いました。神前での初稽古は、本当にすがすがしいもので、心身が浄化されるのを実感しました。本年も稽古に励んでいきたいと思います。