丹田がジャイロスコープになれば、常に安定した状態で軸がブレずに独楽のように動けます。足を踏ん張ばれば、独楽は回らなくなり、腕に力を入れればバランスが崩れ、体軸がブレます。相手のエネルギーをもらって安定した独楽のように回り続けるのを目指します。
求心力を使い竜巻のように螺旋で巻き込む(入身投げ)
相手を下に大きく崩す入身投げは、演武用のパフォーマンスの側面が強く、自分自身のバランスも崩れるリスクがあります。自然体の自分に引き寄せて、竜巻のように螺旋で巻き込んでいくほうが、無理なく捌けます。
一体化して独楽のように回る(初めての回転投げ)
初めて回転投げに挑戦する5級、4級の方に指導しました。相手と一体化すれば、独楽のように相手を捌くことができる、合気道らしい技の一つです。ここでも踏ん張らない、力まない、自然体が一番基本です。
取られるのではなく取らせる(Be wave!④)
相手の動きにゼロから対応するのではなく、自分の中のうねりを相手と同調させる。合気道において「取られるのではなく、取らせる」ことの意味につながります。
波動を伝える肩取り二教(Be wave!②)
相手が掴んでいる肩を通じて、自分の波動を伝えるためには、より心身の状態が柔らかく、しなやかでなければいけません。稽古は常に、自分自身の心身の状態をチェックし、相手と共振できるのかを目指します。
うねりで捌く正面打ち二教(Be wave!①)
波のうねりは止まることなく、よどむことなく、変幻自在に変わります。あらゆる捌きが目指すものは、このしなやかな動き、それを可能とする心身の状態です。
竜巻のように捌く入身投げ(円転の理⑩)
自分が入身するのではなく、相手が入身せざるを得ない状態に導くのは、竜巻のように相手を巻き込む円運動です。風のようにしなやかに捌きます。
ダンスするように捌く交差取り入身投げ(円転の理⑧)
相手と合気するのは、まさに一緒にダンスするのと同じ。中心軸を一体化させ、独楽のように回り崩します。
舞うように捌く正面突き(円転の理⑦)
相手の攻撃を躱すのではなく、そのエネルギーを自分の回転エネルギーに変えて捌く円転の理。舞うように途切れのない動きを目指します。
波のうねりで捌く後両手取り(円転の理⑥)
波のうねりは上下左右前後とどちらにも寄せては返し、一つであり無数であり、どんな形にも変化します。合気道の捌きは、まさにこうした波のように自由自在なうねりを目指します。