円運動から無限ループによる崩しと捌きが、これまでとどう違うのか、新たな段階に一歩を踏み出した最初の稽古での問題意識をアーカイブしました。
横面打ち小手返し
無限ループは、どこでも方向転換や反転可能で、かつ常に立体的な円の動きなので、捉えどころがなく、ぶつからない、居着かない捌きになります。心身は安定し、自分の中をエネルギーが流れていくのを感じるようになります。
諸手取り四方投げ
小さな円の動きから始まる無限ループの軌道は、エネルギーが流れ続け、滞らず、まさにマインドフルネスの世界、「動く禅」の世界に近づいていく入口となります。どんなにゆっくりと動いても、相手の力を吸収して一体化することができます。
片手取り二教(円の動きで心も丸くする)
直線的に描かれる△や□の動きの角を取り、円の動きを心掛けることにより、心の状態も安定し、スムーズにエネルギーが流れるような感覚を感じるようになります。まさに心身は一体なのです。
諸手取り呼吸法(小さな円の動きから大きな円へ)
お風呂の栓を抜くと、ほんの小さな渦が徐々に大きな渦となり、浴槽全体に広がります。それと同じで、小さな円の動きが大きな円に広がっていくイメージで捌きます。円の動きなので、どこにもぶつからない、滞らない動きとなります。
正面突き小手返し(円の動きのイメージトレーニング)
相手の突きを受けた瞬間から、まず自分の中に円運動のイメージを生み出し、そのイメージに沿って捌きます。相手に囚われず、ただ無心に捌くだけ。そのためには、イメージトレーニングが極めて重要で、それを実際の稽古の中で行う感じです。
座技呼吸法(ボールを持ち円の動き)
円運動を意識するために、テニスボールを軽く握って稽古しました。手の平の中に円があり、その円が外側に広がっていくイメージです。これにより明らかに動きが変わった人もいました。