肩取りから自然体に戻す(中心帰納の探求⑰)

相手との接点が手から肘、肩、そして胸など、正中線に近づいてくるほど、自然体に戻すプロセスは繊細な重心移動となります。そして力ずくで大きく動かせば動かすほど、相手に感知されます。ほんのわずかな崩しが、より根底的な崩しにつながる世界を目指します。

重心線を正中線に戻すだけ(中心帰納の探求⑭)

伸筋などを使って腕にいくら力を入れても、その力はたかが知れています。しかし、自分自身の身体のバランスをちょっと動かすだけで、相手は崩れます。問題は、相手の存在にとらわれることなく、自分自身の心身の状態をチェックし、コントロールできるのかにあります。