波のうねりは上下左右前後とどちらにも寄せては返し、一つであり無数であり、どんな形にも変化します。合気道の捌きは、まさにこうした波のように自由自在なうねりを目指します。
表裏を波のように捌く片手取り四方投げ(円転の理⑤)
表と裏は、本来は相手との関係において自然に捌く方向が変わるもので、波のようにいつでも瞬時に反転できる心身の状態が求められます。直線的な動きでは、窮すると転ずることができません。
寄せては返す波のように捌く正面打ち一教(円転の理④)
エネルギーが滞らない捌きは、波の満ち引きのように動きを止めずに流れます。相手の打ち込みは、無限ループの動きのトリガーで、すべては相手に返っていきます。
心身の波動を活かす天地投げ(円転の理③)
エネルギーを滞らせない動きこそ、円転の理が目指すものです。相手のエネルギーを吸収して生み出す小さな波が、大きな波動となって相手に返っていく。心身が波打つように捌くことを目指します。
無限ループで捌く基本動作(円転の理②)
自分の中心と相手の中心を繋げ、体捌き、足捌きで無限ループ(八の字)の動きで捌けば、自分の波を相手に伝え、それをおおきなうねりに変えることができます。合気道において、最も基本的な円転の理の体捌き、足捌きを学べば、あらゆる技に応用できます。
独楽のように捌く小手返し(円転の理①)
相手の攻撃をかわす動きは、そのまま独楽のように回転を始めて相手を巻き込み、捌きます。相手の攻撃は、独楽が回り始めるためのエネルギーであり、それと一体化することですべて相手に返っていきます。
富山新聞に稽古始めの記事を掲載していただきました
里山合気会・2023年新年のご挨拶
今年も明るく楽しく稽古しながら、合気道の魅力をさらに深く探求していきましょう! 1月9日(月・祝)午後1時より、富山市多久比禮志神社で新年の安全祈願と稽古始めを行います!